【福祉パステルアートインストラクター紹介 】vol.11 山根由美さん

1級インストラクター 山根由美さん

≪プロフィール≫
※障害者福祉施設職業指導員
※スポーツクラブインストラクター
※パステルシャインアートセラピスト
※きままハウスパステルアート認定講師
※アロマテラピー検定1級
※ダイエット検定生活アドバイザー
※日本コアコンディショニング協会ベーシックインストラクター

現在、障害者福祉施設にて職業指導員として働く山根さん。

元々パステルで描く優しい絵が大好きで
過去にも他協会の資格をいくつか取得していました。

自分で楽しんだり、すでにある程度描ける方や少人数向けのレッスンでは問題なかったのですが
何度かレッスンを行ううちに、自由に一から描くことが困難な方、型紙の作成が苦手な方、手順が難しく途中であきらめてしまう方がとても多いことに気づいたそうです。

今のままでは
「描けないけれど完成度が高く、しかも簡単に描きたい」
「大人数でのワークショップをお願いしたい」
との要望にこたえることが難しい状況になっていきました。

さらに山根さんは日頃から
小さなお子様・高齢者の方・障害等ハンディキャップのある方との関わりが多かったため
もっとパステルアートのハードルを下げて、更に簡単に完成度の高い作品ができるものはないか?
型作りにカッターを使わずに行える、より安全なものはないか?
と考えて色々調べていたところ
日本福祉パステルアート協会のHPに出会ったのでした。

はじめは、「CADで作られたパステンシルというのは無機質にならないのだろうか?」
と疑問にも思ったそうです。

しかし、掲載されている作品はとても温かみがあり、描いた方それぞれの個性もでていて
「これならば大勢でも簡単で楽しいワークショップが可能になりそう」
型紙づくりや構図づくり等の準備時間も短縮できて、オファーに迅速にこたえられるのでは」
「今までの教室より更にいろいろな方のニーズにこたえることができたら」
と思ったといいます。

山根さんが福祉パステルアートに出会ったのは、まさにこの
「型紙づくりに悩む人の為に」「描けない人の為に」
という真摯な思いがきっかけとなっていたのです。

山根さんは日本福祉パステルアート協会に出会い
そのたくさんの図案、コスト面での利点(紙の大きさや道具の手に入れやすさ)
また2児の母親でもある視点から
子供の脳の発達に良いことにも非常に興味を持ち心惹かれたそうです。
そして、思い切って福祉パステルアートインストラクター1級を取得したのでした。

では、パステンシルの魅力とはどんなところにあるのでしょうか?
山根さんは次のように話します。

自分でも驚くような完成度の高い作品がとても簡単に描けることだと思います。
また、型紙を組み合わせるのでなく、1枚の完成されたパステンシルは最初の配置をきちんと決める事で
途中で動かしてずれることもなく(ずらしてつかう場合もありますが)見本に近い絵を簡単に描くことができるのは大変すばらしいと思います。
自分は絵なんて描けない、きっとややこしくて完成させることはできないのでは・・・等、
不安であったり絵に対して苦手意識がある方こそ
「本当にできた!」と感動されるのではないかと思います。

また1枚のパステンシルを部分ごとにパーツのようにアレンジすることもできるので、一見画一的になりそうな
1枚の型紙ですが、アイデア次第で無限の作品が生まれるのでは?と思います。

日本福祉パステルアート協会はとても寛容で制限が少なく、「パステンシル」の明記で色々な媒体で作品を発表できるのも素晴らしい点の大きな部分であると思います。

世の中には本当にたくさんの色があり、パステルの組み合わせによって更にたくさんの色を作る事が可能です。
そしてその色を指でパステンシルにのせると、かわいい形、きれいな形、かっこいい形・・・
様々な形が浮かび上がり、とても楽しい気持ちになりますし、また同じパステンシル、同じ色を使っても、指の強弱や粉の分量で描くたびに新しい発見があることも楽しみです。
1枚のパステンシルととことん仲良くなるのも醍醐味なのかなと思います。」

山根さんのお話から
パステンシルの特徴や利点を柔軟なアイデアで引き出し
さらに楽しく使っていただいている様子が鮮明に伝わってきますね。

そして実際のレッスンではこんなエピソードが。

ある時、6歳の男の子がパステンシルを使ってパステルアートを描きました。
すると育児に関心のあまりない仕事人間のお父さんが
「え!おまえが描いたの?」
とビックリ!
これには男の子もお母さんも満面の笑顔になったとのこと。

山根さんの幼いお嬢さんも、「お母さん、パステルやりたーい!」
と誘ってくれるそうです。

子どもたちにもパステンシルの楽しさが伝わっているんですね。

山根さんが福祉パステルアートインストラクターを取得することにより一番変わったと感じているところは
「色々なニーズにこたえられる」
「いつオファーが来ても大丈夫」
という自信がついたことだといいます。

今後も職場である障害者施設を中心に
地域の方へパステルアートの楽しさを広めていきたいという山根さん。

日時等リクエスト可能とのことですので
ご興味をお持ちの方は
まずは一度、連絡してみてくださいね。

≪山根さんの教室≫
パステルアートにぽぽ
パステルアート教室:小さいお子さんからご高齢の方、障害のある方にもご参加いただいています。
・ワンコイン体験(ポストカード)   30分500円
・パステンシル(福祉パステルアート) 1時間1000円
・パステルシャインアート       1時間30分1500円
・きままハウスパステルアート(B5) 2時間3000円
ポストカードサイズ 1時間1000円

≪教室へ参加される方へのメッセージ≫
緊張せず、気軽に声をかけてください。
出来る限りご希望に添えるように日時も調整いたします。

≪問合せ先≫
山根 由美
★メール:pastelnipopo@gmail.com
★Instagram:pastelnipopo
★茨城県筑西市 障がい者多機能型事業所 たまご 内
★電話:0296-47-0186
平日8時半〜17時半/土曜9時〜15時