【福祉パステルアートインストラクター紹介 】vol.13 小川ゆうこさん

1級インストラクター 小川ゆうこさん

≪プロフィール≫
日本福祉パステルアート協会1級インストラクター
日本パステルシャインアート協会はがき絵インストラクター認定(テーマ限定)
パステル画の絵画・イラストカード・カレンダー・ポストカードなどの販売
(葛飾区亀有のハンドメイト店マカロンでは実際に作品を手に取って購入可能。)
パステル画の絵本製作のため、絵本学校在学中。

小川さんがパステル画を描きはじめたのは高校生の時。
もともとパステルという画材が持つ優しい色合いや魅力に注目し、自身が描いたパステル画やカード、カレンダー等の販売を行っていました。

そんな中、小川さんの絵を見た人の多くが口をそろえてする質問があります。
それは、
「どんな画材で描いているの?」
という質問。

水彩でもなく、油絵でもない・・・
色鉛筆よりもふわっとしている。
この不思議な感じは何だろう?

まだまだ知らない方も多いパステルという画材。
こんな疑問がやがて興味へとつながり、多くの人にパステルの魅力を知ってもらうきっかけになる!
小川さんはこう考えました。
そうしてネット上を検索するうちに「福祉パステルアート」に出会ったのです。

小川さんは「福祉パステルアート」に初めて出会ったとき、
それまで自分が描いていたパステル画とは全く違っていたことに大変な衝撃を受けたといいます。
より淡く、そして繊細に。
好きなように誰でも綺麗に描くことのできるこのアートに一瞬で魅了されてしまったそうです。

かねてからパステルの魅力を周りの人々へ広めたいと強い思いを持っていた小川さんは
これまでも不定期に教室を開催したり、イベントに参加して気軽にパステルに触れられる機会を作っていました。
教室にはお子さんの参加もありました。
手につけて直接色を塗ることができるというこの変わった画材に、子供たちはあっという間に虜になったとのこと。

しかし、目をキラキラさせて着色している姿を見て小川さんはハッとなりました。
なぜなら今まではほぼ独学でパステル画を描いてきたから。
それならば、ここで一度原点に戻り、パステルについて説明しスムーズに教えられるように知識を得たいと考えました。
そこで色々と探していたところ「福祉パステルアートインストラクター」の存在を知り
とても魅力的だと即座に申し込みを行ったのだそうです。

福祉パステルアートインストラクター1級を取得した感想を、小川さんはこんなふうに語っています。

「受講して本当に良かったと思います。この受講ではパステルのなんたるかを全て学ぶことができました。また、そのことによって自信もつきました。自分にとって良い事だらけの資格取得となりました。」

資格を取得後、福祉パステルアートインストラクターとしてレッスンを開催している小川さんにとって
パステンシルの魅力はどんなところにあるのでしょうか?

それについて小川さんは言います。
「パステンシルは綺麗に作られた型紙に着色していくので誰でも簡単にパステル画を書くことが出来ます。同じ型紙では皆が同じ絵になってしまうのでは?と思いがちですが、それは大間違いでその人の個性がきちんと色使いやグラデーションなどで出てきます。
また、型紙をずらしたり重ねたりとアレンジをしながら楽しく作品創りが出来ます。
つまり、絵がかけなくても「パステンシル」があれば素晴らしい作品を作れるのです。
これは上手く絵が描けない人だけでなく、小さな子供からお年寄りまで描く楽しみを実感出来るのです。そしてなにより削って塗るという簡単な作業であるため気軽にチャレンジできるところも最大の魅力となっています。」

 

レッスンに参加し、実際にパステンシルを使ってパステルアートを描いた生徒さんからは、こんな素敵な感想が寄せられているそうです。

かえさんより
「絵を書くのは元々好きでした。ですがこのように粉を直接指でとって塗るという経験は初めてでした。
始めは恐る恐るでしたが次第に色を重ねたりのばしたりすることがとても楽しくなってきました。
後半は自分なりの色を選んで教わった通りにグラデーションをつけてみました。
作品が出来上がった時は本当に私が描いたの!という感動と驚きでした。
またチャレンジしたいと思います。」

ゆかさんより
「子供の頃から絵を描くことが苦手でした。なので私に出来るのかととても不安でした。
パステルの説明を聞き、手でいいんだ!と思ったらとても気が楽になりました。
筆などを使って塗るのは難しいと思ったからです。
クルクルと粉を着色したりしていると子供の頃クレヨンで絵を書いたことを思い出しました。
途中からは夢中で童心に返ったような気持ちで描いていました。
出来上がった作品を見て私凄い!と思わず笑ってしまいました。
自然に笑顔になれるパステンシルは私に自信を与えてくれました。とても楽しかったです。」

始めは不安だった生徒さんたちが
小川さんの自然なナビゲートによって次第に心をリラックスさせていき
どんどんパステルアートへ没頭して
最後には自分でも驚くほどの作品を作り上げた感動と喜びがとてもよく伝わってきますね。

このような充実したレッスンを行っている小川さんが
福祉パステルアートインストラクターになり、パステンシルを使って絵を描くことで最も変わったと感じている点はどこなのでしょうか?

それはやはり、なんといっても自信がついたこと。

今までは独学で教えてきたパステル画。
用語などは勿論、パステルの基礎知識も曖昧な部分があったため教えていてもどこか不安な自分がいたといいます。
実際に資格を取得してパステルの基礎や用語をきちんと覚えることができ
それによって生徒さんへの説明もスムーズに出来るようになったそうです。

さらに、「パステンシル」を使うことで線の境界をぼかしつつ淡く描ける作品が描けるようになり技術の幅の広がったとのこと。

小川さんは、応用として複数の種類の「パステンシル」を使用して一枚の作品を作り上げることも行っています。
ここでも小川さんならではのアイデアが発揮されていて、素晴らしい作品が生み出されていますね。

福祉パステルインストラクターの資格を取ることで、
今までの自分からまた一段階段を登ることが出来たと語る小川さん。

今後インストラクターとして
絵の苦手な人にも「パステンシル」によって絵を描く喜びを知ってもらう活動をしていきたいといいます。

そして、パステルの優しい色で沢山癒されて欲しい。
多くの小さな子から高齢の方まで様々な人たちにパステルを広めて沢山の笑顔を見たい。

その夢を叶えるために、これからもパステルの良さを色々な形で発信していく予定だそうです。

現在は絵本学校で勉強中のため、レッスンは一時お休みとなっているそうですが
再開の折にはぜひ、楽しさと喜びがいっぱいの小川さんの教室に参加してみてくださいね。

≪小川さんの教室≫
「パステル画教室」 レッスンの特徴はリラックスしてとにかく楽しく!をモットーにしています。
・不定期開催
・場所:葛飾区亀有3-35-3 ハンドメイトファクトリー マカロン
(現在は学校通学等の為休止中)

≪教室へ参加される方へのメッセージ≫
私はとにかく自由に楽しく!をモットーにしております。
指で簡単に描けるパステルに是非触れてもらい絵を描く喜びを味わってほしいです。
そして自分の作品を見て笑顔になって欲しいです。沢山の笑顔に出会えるのを楽しみにしています。

≪問合せ先・販売情報≫
★パステル作家☆yukoのブログ:https://profile.ameba.jp/ameba/pastel-writer-yuko