脳内の老廃物をキレイにする唯一の○○

ねこが寝ている映像や写真などカワイイ投稿を日ごろインターネット上でよく目にしますが
ねこは1日平均14時間以上も眠るそうです。
よく寝る子だから、寝(ね)+子(こ)でねこという名前になったという説があるくらい。
もちろんこの睡眠は人間にとっても大切なものですが
眠っているとき、脳の中では何が起きているのでしょうか?

“脳の質量は体重の2%ほどしかありませんが、その電気活動に使うエネルギーは体が消費するエネルギーの1/4にも及ぶので、栄養供給が不足すると生死にも関わる”とのこと。

体中の細胞は血管を通して栄養や酸素を取入れています。
脳も同様に、複雑に広がる脳内血管から必要な栄養を供給されています。

全ての細胞はその後、副産物として老廃物を産出します。
体には、その老廃物排除のしくみ・リンパ組織があります。
リンパ組織は老廃物を細胞間から集めて排出するのですが、
この“リンパ管が脳にはない”のだそうです。

それじゃあ、脳はどうやって老廃物を外に排出するのでしょう?

“脳の周りには、無色透明の脳脊髄液(CSF)という液があり
そのCSFが脳内からの老廃物を吸収し、血液中に排出する“
のだそうです。
このようなしくみは
体の他のどの器官にもみられず、完全に“脳特有の処理法だ”とのこと。

しかもこれは、“脳が眠っている時にだけに起こる”のだといいます。
つまり、“脳が起きていて活発に動いているときは老廃物排除を後回しにし
睡眠中に浄化体制に入ってその日に蓄積された老廃物を排除している“
ということ。

どんな老廃物を排出しているかというと、
アルツハイマー病の原因物質とも考えられているアミロイドβ。
この“アミロイドβの除去速度は、睡眠中の脳からの方がずっと速い”とのこと。
一連の臨床試験では睡眠の量と質の劣化が大量のアミロイドβの蓄積量と関係していることがわかったそうです。
“睡眠の量や質の劣化がアルツハイマーの要因だとは検証されていない”ものの
“老廃物排除がうまくいかないと、アルツハイマーのような症状が起き出すようだ”とのことです。

寝る子は育つと言いますが
たしかによく眠ったあとは、頭がスッキリ、気分もいいものですよね。
実際に脳の中がキレイになっているようですから
しっかり眠って、毎日元気に過ごしたいですね!

出典:
TED ジェフ・イリフ 「よく眠ることが大切なもう一つの理由」