70歳になっても記憶力は上がる!?記憶をつかさどる海馬の神経細胞を増やす簡単な方法とは!!

過去何十年も、大人の脳での神経細胞の新生は不可能だとか、大人になったら脳は衰える一方だと考えられてきました。

ところが、最近の脳科学ではこういった通説は誤りで、生き方次第で後天的に神経細胞が増えるということが様々な研究により明らかになっています。

1998年にスウェーデン・サルグレンスカ大学のピーター・エリクソン氏は、“脳は60歳になっても70歳になっても神経細胞を発生している”と発表しました。
それは、脳の中でも海馬と言われる領域で、脳の深部にあり、記憶や空間学習能力に関わっている場所です。

また2007年コロンビア大学のスコット・スモール教授は
“21~45歳の男女を被験者として1日1時間のエクササイズを週4回実行”しました。
12週間後に測定してみると
体型の改善・最大酸素摂取量の上昇はもちろん
“fMRIの測定により、神経新生が海馬で起こっていることを示す証拠が得られた”といいます。

“誰しも加齢によって脳が少しずつ縮小する”そうで、なかでも“最も顕著に縮小するのが海馬”なのだそうです。

”海馬の縮小が進めば、認知力が衰退“し、それが極端であれば
“アルツハイマー病や脳血管性認知症が発生すると考えられている”とのこと。

しかしこの研究によって、“エクササイズによって海馬の縮小を遅れさせることが可能である”ことが明らかになりました。

エクササイズにより脳に神経新生が起こることが確認された研究は他にもあります。
イリノイ大学アーバナ校のアーサー・クレイマー教授は
“60~79歳の高齢者59人を対象に、1日1時間のウォーキングを週3回行うグループと同じ時間ストレッチを行うグループの2つに分けた”実験を行いました。

すると、“ウォーキンググループでは、6か月前に比べ海馬が拡大し、新しい神経細胞が誕生していたが、ストレッチグループでは、このような変化は見られなかった”そうです。

運動は通常、健康増進やダイエットのために行うものという概念がありますが
脳の神経新生にまで関わっているんですね。
運動することの意味が変われば、またやりがいも出てきますね。
体を動かして、脳もイキイキ元気に行きましょう!

出典:
脳地図を書き換える: 大人も子どもも、脳は劇的に変わる 著者: 生田哲